FOLLOW US

「残留争いしてる場合じゃない」…完敗を糧に興梠慎三は来季を見据える

2019.11.24

[写真]=兼子愼一郎

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦が24日に行われ、浦和レッズアル・ヒラルが対戦した。試合はスコアレスで折り返すと、74分にアル・ヒラルが先制点をマーク。その後、浦和は得点を目指し前がかりになると、アディショナルタイムにはカウンターから2点目を許し、0-2で敗戦。2戦合計0-3の完敗で浦和のACLは幕を閉じた。

 試合後、キャプテンマークを巻いてピッチに立った興梠慎三は、「正直、『もっとできる』と思っていたんですけど…。失点したら難しくなるとチームでも言っていた。あの1点が全てだったと思います」と敗戦を振り返った。

「(アル・ヒラルは)攻撃も守備もチームとしてすごくまとまっていた。個の能力は向こうの方が上回っていたと思います」

 エースとしてチームを牽引してきた興梠は、今季のACLで8得点をマーク。その内6得点はアウェーで挙げた得点だった。浦和の決勝進出は興梠の力なしには語れないが、決勝で無得点に終わったことを後悔している。

「重要なときに決めるのがエースなので、まだまだ力不足ですね…」

 ACLとは対照的に浦和は現在、リーグ戦で13位と苦しんでいる。J1・J2入れ替え戦への出場となる16位までの勝ち点差は「4」。残り2試合は決して消化試合とは呼べない正念場だ。

 それでも興梠は、「この悔しさを忘れちゃいけない。この舞台に戻るにはリーグ戦で優勝、上位に入らないと。残留争いなんかしている場合じゃない。残留を決めて、来年リーグ戦で優勝して戻ってきたいと思います」と、残り2試合での残留決定と、来シーズンのリーグ優勝、さらにその先のACL出場を目指していた。

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

SOCCERKING VIDEO