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浦和が死闘制し大逆転でACLベスト8進出! 延長後半に森脇良太が決勝弾

2017.05.31

興梠の先制点を喜ぶ浦和の選手たち [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16・セカンドレグが31日に行われ、浦和レッズは済州ユナイテッド(韓国)と対戦した。

 アウェイでのファーストレグを0-2で落とした浦和。勝利が必須の中、ファーストレグからは先発を2人変更してきた。宇賀神友弥に代わって駒井善成が、ズラタンに代わって李忠成が起用されている。


 ファーストシュートは浦和。1分、右サイドからグラウンダーのクロスを入れると、前線の連携から最後は興梠慎三が角度のないところからシュートを放つ。惜しくもポストに阻まれてしまったが、浦和が立ち上がりから攻撃的な姿勢を見せた。

 試合は18分に動く。浦和は左サイドでFKを獲得。柏木陽介がクロスを供給すると、これを興梠が頭で合わせてゴールを挙げ、2戦合計スコアで1点差に迫る。勢いづく浦和は31分、PA外から李が左足で狙っていったが、これは再びポストに阻まれた。

 攻め立てる浦和は33分、ついに2戦合計スコアを振り出しに戻す。興梠のラストパスを受けた李が左足で沈め、前半のうちに浦和が試合をイーブンに。逆転に向けて、さらに士気が高まる。

 後半も攻め立てる浦和。まずは52分、右サイドから入ってきた駒井が左足を振り抜いたが、これは相手GKの正面を突く。72分には興梠の落としから槙野智章がオーバーヘッドシュートで狙ったがこれも相手GKがキャッチ。3点目とはならない。

 80分、済州はチョ・ヨンヒョンが興梠へのタックルで2枚目のイエローカードを受けて退場に。数的優位に立った浦和だったが、3点目を決めることはできず。2戦合計スコア2-2で90分を終え、試合は延長戦に突入した。なお、延長戦からはアウェーゴールルールは適用されない。

 そして114分、ついに浦和が試合をひっくり返す。途中出場の高木俊幸が左サイドからクロスを入れると、大外で待っていた森脇良太が蹴り込んで待望の3点目を挙げた。このゴールが決勝点となり、浦和が大逆転でACLベスト8進出を決めている。

 準々決勝の対戦カードは、6月6日に行われる抽選で決定する。

【スコア】
浦和レッズ 3-0(2戦合計:3-2) 済州ユナイテッド

【得点者】
1-0 18分 興梠慎三(浦和レッズ
2-0 33分 李忠成(浦和レッズ
3-0 114分 森脇良太(浦和レッズ

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