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G大阪、エウケソンの2発で上海上港に敗れる…3戦未勝利でGS突破に暗雲

2016.03.15

2ゴールを挙げたFWエウケソン [写真]=ChinaFotoPress via Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第3節が15日に行われ、上海上港(中国)とガンバ大阪が対戦した。

 初戦でメルボルン・ビクトリー(オーストリア)に敗れた上海上港は、第2節で水原三星(韓国)を下して初勝利。連勝を目指す今節はガーナ代表FWアサモア・ギャン、ブラジル人FWエウケソンらが先発起用された。

 一方、初戦で水原三星と引き分けたG大阪は、ホームで迎えた第2節のメルボルン戦もドローに終わっており、初勝利を目指して敵地に乗り込む。2-1と勝利した11日の大宮アルディージャ戦からは1名を変更し、FW長沢駿に代わってFWパトリックを起用。またスタメンに名を連ねたMF遠藤保仁が日本人最多となるACL通算50試合出場を果たしている。

 両チームとも慎重に試合に入り、序盤はなかなかチャンスが生まれないまま時間が経過する。そんな中、最初に決定機を作ったのはG大阪だった。19分、宇佐美が蹴った右CKにゴール前の今野泰幸が頭で合わせると、GKが弾いたボールに金正也が反応し、ヘディングで押し込む。しかしこのシュートは倒れこんでいたGKの頭に当たってしまい得点とはならない。

 24分にはエリア内右でボールを持った宇佐美がドリブルを仕掛け、鋭い切り返しから右足でシュート。GKが弾き返したボールを再び宇佐美が右足で狙ったが、これもGKの正面に飛んでしまった。

 上海上港は34分、敵陣中央でボールを受けたギャンがドリブルでエリア内に侵入。最後は倒れ込みながら右足でシュートを放ったが、力のないシュートはGK東口順昭がしっかりとキャッチした。G大阪は35分、左足の太ももを痛めてピッチ脇で治療を受けていたオ・ジェソクがプレー続行不可能となり、代わって米倉恒貴が投入された。

 試合が動いたのは41分。敵陣中央やや右寄りの位置でFKを得た上海上港は、キッカーのダリオ・コンカが左足でエリア内にクロスを送る。このボールがファーサイドに流れると、ギャンが頭で折り返したボールをゴール前のエウケソンが左足で押し込んだ。試合はこのまま1-0で前半を折り返す。

 ハーフタイムに阿部浩之を下げて倉田秋を投入したG大阪は52分、左サイドから藤春廣輝がクロスを上げると、エリア内右の宇佐美が右足ハーフボレーで合わせたが、このシュートは大きく枠の上に外れた。

 後半は引いて守る上海上港に対して敵陣に押し込む時間が長くなったG大阪。すると60分に同点ゴールが決まる。右サイドでFKを得ると、宇佐美が右足でゴール前にクロスを供給。マークを外してフリーとなったパトリックがヘディングシュートを突き刺し、試合は振り出しに戻る。

 しかし直後の62分、上海上港は左サイドから攻撃を仕掛けると、コンカが左足で上げたアーリークロスにエリア内のエウケソンが頭で合わせる。これがゴール右隅に決まり、スコアは2-1となった。

 再びビハインドを背負ったG大阪は79分、大森晃太郎に代えて藤本淳吾を投入し、同点ゴールを目指す。終盤はサイドからのクロスを中心に敵陣に押し込んだG大阪だったが、最後までゴールを割ることはできず、試合はこのまま2-1でタイムアップ。上海上港が2連勝を飾り、G大阪は3戦未勝利となった。

 4月6日に行われる第4節では、G大阪がホームに上海上港を迎える。

【スコア】
上海上港 2-1 ガンバ大阪

【得点者】
1-0 41分 エウケソン(上海上港)
1-1 60分 パトリック(ガンバ大阪
2-1 62分 エウケソン(上海上港)

By サッカーキング編集部

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