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FC東京の城福監督、9発大勝にも浮かれず「これで終わりではない」

2016.02.10

チョンブリFC戦に臨んだ城福監督 [写真]=兼子愼一郎

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフが9日に行われ、FC東京はチョンブリFC(タイ)と対戦。9-0の大勝を収めた。FC東京のMF水沼宏太とチームを率いる城福浩監督が、試合後の会見に臨んだ。

 快勝で4年ぶりのACL本戦出場を決めたFC東京。今季からチームを率いる城福監督は、「結果的には多くの点が入りましたけど、我々にとっては決して簡単な試合ではなかった。短い期間の準備を含めて、みんながベストな準備をしてくれた結果だと思っています」と試合を振り返り、水沼も「率直に勝つことができて良かった。9点入りましたけど、攻撃のクオリティがまだまだ甘いと思った試合でした」と口を揃えた。

 また、城福監督は「何点入ろうがCKが終わった瞬間にCBが全力で帰る、何点入ろうがキックオフの時に全力で奪いに行く。この姿勢こそが今日の9-0という結果になったと思います。シュートを打たせない、絶対にゼロで抑える、この志を今日は見せられたと思います」と、自身の目指すスタイルが浸透し始めていると主張した。

 一方で、水沼は「崩しの部分は自分たちの狙いが出たと思いますが、自分自身も3、4点は取れるチャンスがあった。点を取ったからOKではない」と自ら課題を指摘。「そういうところのクオリティは、ACL本戦やリーグ戦にもつながってくると思うので、もっともっとこだわってやっていきたいです」とコメントした。

 本戦ではグループEに入るFC東京は、23日の初戦でKリーグ王者の全北現代と、27日に行われる2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージの開幕戦では大宮アルディージャと対戦する。「これで終わりではない」と述べた城福監督は、「1年を戦う上では、ここから先の宮崎キャンプでも、もう一度体を作り直さないといけない。その中で、チームのスキルはさらにステップアップしなければいけない。でなければ、全北現代に対して対等に戦えないと思います。全北現代や大宮戦がすべてではなくて、我々は1年間高いレベルで戦い抜きたい」と、今後について語っている。


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