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G大阪が7年ぶりのACLベスト8進出…2戦合計6-3でソウルを下す

2015.05.27

FCソウル戦で先制弾を挙げたG大阪FWパトリック [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグが27日に行われ、ガンバ大阪と韓国のFCソウルが対戦した。

 ファーストレグは3-1で先勝を収めたG大阪。セカンドレグはホームの万博記念競技場で行われた。日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督も視察に訪れている。

 前日26日には柏レイソルが準々決勝進出を決めており、G大阪も続きたいところ。この試合、G大阪は引き分け以上で突破が決まり、0-1、0-2で負けたとしてもベスト8進出となる。

 開始9分、宇佐美貴史からの浮き球のパスで、ペナルティエリア内に抜け出したパトリックが、胸トラップからループシュートを放つ。ボールは相手GKの頭上を越すが、ゴールラインぎりぎりのところでキム・チウにクリアされ得点を阻まれた。14分、エリア手前左でFKを獲得したFCソウルは、マウリシオ・モリーナが直接狙うも、わずかにクロスバー上に外れた。

 試合が動いたのは16分、G大阪が先制点を奪う。敵陣中央でパスを受けた宇佐美がドリブルでエリア内左まで持ち上がり中央へクロス。そのボールをパトリックが頭で押し込んでゴールネットを揺らした。FCソウルは25分、エリア手前のFKからモリーナがエリア内左にパス。それを受けたチョン・ジョグクが左足を振り抜くが、シュートは枠を大きく外した。

 42分、G大阪はエリア内で倉田秋が相手選手にファールを犯したとの判定で、FCソウルにPKを献上。だが、このPKをモリーナが枠の右に外し、G大阪はピンチを凌いだ。前半終了間際の45分、右サイドの阿部浩之からクロスが入ると、相手選手のトラップが大きくなったところを宇佐美がカット。そこに走り上がってきた倉田がシュートを決めて追加点を奪った。G大阪がベスト8進出を大きく引き寄せる2点を獲得し、前半を折り返す。

 後半に入って51分、FCソウルは左CKの流れからエリア内中央のキム・ドンウが、こぼれ球をダイレクトでシュートを放つがクロスバー上に大きく外れた。G大阪は52分、宇佐美がエリア手前左から右足を振り抜くが、シュートは相手GKに阻まれる。すると58分、シム・ジェヒョクが左サイドからクロスを入れると、そのボールにユン・ジュテがダイレクトで合わせてネットを揺らした。FCソウルが1点を返す。

 63分、FCソウルはエリア内中央でボールを収めたチョン・ジョグクが、相手DFを背負い反転しながらシュートを放つが、右ポストに直撃。G大阪は68分、宇佐美を下げてリンスをピッチに送り出す。すると69分、G大阪は阿部からのクロスにパトリックがヘディングで合わせると、シュートは枠の右隅に飛ぶが、相手GKの好セーブに阻まれた。75分、今野泰幸がイエローカードを受けて、累積警告で準々決勝ファーストレグの出場停止が決まった。

 78分、G大阪は倉田がエリア手前中央から右足を振り抜くが、相手選手のブロックもあり、シュートは枠を捉えられなかった。86分、カウンターを仕掛けたG大阪は、左サイドの藤春廣輝のクロスに、中央のリンスが頭で合わせてゴール左に決めた。G大阪は追加点を奪った直後、88分に阿部を下げて16歳の堂安律を投入。堂安はプロデビュー戦となった。

 後半アディショナルタイムに入ってユン・ジュンテに1点を返されるも、試合はこのまま終了。3-2で勝利を収めたG大阪が、2戦合計6-3としベスト8進出を決めた。

 準々決勝は6月18日に行われる組み合わせ抽選会によって対戦相手が決定し、8月25日と26日にファーストレグ、9月15日と16日にセカンドレグを行う。

【スコア】
ガンバ大阪 3-2(2試合合計:6-3) FCソウル

【得点者】
1-0 16分 パトリック(G大阪)
2-0 45分 倉田秋(G大阪)
2-1 58分 ユン・ジュテ(FCソウル
3-1 86分 リンス(G大阪)
3-2 90+2分 ユン・ジュンテ(FCソウル

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