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新体制の柏、2年ぶりのACL本戦出場決定…延長戦の末にチョンブリ撃破

2015.02.17

得点を決めたレアンドロ(左)に飛びつく鈴木大輔(右) [写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグ 2015のプレーオフが17日に行われ、柏レイソルとチョンブリFCが対戦。勝てばACL本戦出場が決まる一発勝負の試合は、吉田逹磨新監督の初陣となった。

 試合は8分に動く。右サイドからのクロスにペナルティエリア内左の大谷秀和が右足シュートを放つ。1度は相手GKが触るも、詰め寄った武富孝介が押し込んで、柏が先制に成功する。しかし2分後、ハーフウェーライン手前からのロングボールに抜け出したレアンドロ・アサンプカンがそのままゴール前に持ち込み右足シュート。試合を振り出しに戻した。

 柏は連動したパスワークから幾度となくシュートを放つが、ネットを揺らすことができない。22分には新加入のクリスティアーノ、直後もレアンドロがゴール正面で混戦する中狙ったが相手DFのブロックに遭い押し込めず。

 主導権を握る柏だが、一瞬の隙をつかれる。35分、エリア内左のクルゥクリットが逆サイドにクロスを供給する。チョンラティットのヘディングシュートは菅野孝憲が防ぐも、こぼれ球に反応したヌルル・シーヤーケーンがシュート。これは右サイドネットを揺らすにとどまり、1-1で前半を折り返す。

 追加点が欲しい柏は52分、ゴール正面やや左の位置でFKを獲得する。クリスティアーノが直接狙ったが、枠の上に外れる。すると58分、レアンドロがスティナンのハンドを誘いPKのチャンスを得る。これを自らゴール左に沈め、勝ち越し点を奪った。

 しかし、追いかけるチョンブリも意地を見せる。65分、エリア内右からのクロスをクルゥクリットが胸トラップで落とすと、切り返しから右足を振り抜き、ゴール左上に突き刺した。

 77分、柏は工藤壮人に代えて太田徹郎を投入。再三チャンスを作りながらも、追加点を奪うことができずに試合は延長戦へと突入する。一進一退の攻防が続く中、エリア内左でフリーの太田が強烈な右足シュートを放ったが相手GKに阻まれる。弾いたところを再びクリスティアーノが狙うも枠を捉えることができない。113分には3年半ぶりに復帰した大津祐樹を投入する。直後、柏に待望のゴールが生まれる。CKを獲得すると、太田のクロスからレアンドロがヘディングで合わせ、決勝ゴールを挙げる。そのまま逃げ切った柏が、3-2でチョンブリFCを下し、2年ぶり3度目のACL本戦出場を決めた。

 グループステージの開幕は24、25日で、決勝は11月7、21日に行われる。グループEに所属する柏レイソルは24日に全北現代と対戦する。

【スコア】
柏レイソル 3-2 チョンブリFC

【得点者】
1-0 8分 武富孝介柏レイソル
1-1 10分 レアンドロ・アサンプカン(チョンブリFC)
2-1 58分 レアンドロ柏レイソル
2-2 65分 クルゥクリット(チョンブリFC)
3-2 116分 レアンドロ柏レイソル

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