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20戦無敗! 妄キャリが3冠&連覇達成! 優秀選手14名発表/バロンiドール杯第2シーズンファイナルイベント開催!

2018.07.03

 ロシアW杯の熱戦が続く中、一足早く「アイドル界最強」決定するアイドル対抗フットサル「バロンiドール杯 17-18」が閉幕した。6月24日、シーズンファイナルイベントがキャプテン翼スタジアム戸田で行われ、妄想キャリブレーション(妄キャリ)が最終順位決定トーナメントを制し、2連覇を達成した。

2シーズン目を迎えた同大会は17年11月に開幕。妄キャリ、ベボガ!、愛乙女☆DOLL(らぶどる)など計8チームが毎月、フットサルとeスポーツの2部門で順位を競っていた。妄キャリは両部門で1位。この日フットサルで行われたクライマックスリーズ方式の変則トーナメントも制し、3冠&連覇を達成した。フットサルではシーズン公式戦通算20戦12勝8分の無敗。他チームを圧倒しての優勝だった。

8カ月間にわたる長く熱い戦いをしめくくる1日に、これまで合同練習などで一緒に汗を流してきたそれぞれのチームのファンが多数訪れた。午前の部ではここまで2部門の総合成績5~8位のチームで予備トーナメントが行われ、5位のUP-IN-DSがワイルドカードとして決勝トーナメント進出を果たした。
決勝トーナメント1回戦は、総合成績4位のChu☆Oh!Dolly(ちゅーどり)とUP-IN-DSの対戦。五十嵐彩伽の決勝ゴールでちゅーどりが勝利し次戦に進んだ。

 シーズンファイナルにふさわしく、特別イベントとしてリーグ選抜のオールスターチームと総合成績1位の妄キャリの試合も行われた。リーグ選抜の先発メンバーは、水沢心愛(ベボガ!)、安藤笑(らぶどる)、春野絵美莉(ちゅーどり)、吉井美優(26時のマスカレイド)、鶴見萌(虹コン=ゴレイロ)。リーグ選抜は前半から安藤のパスを中心に攻撃を組み立てペースを握るが、妄キャリが持ち味の堅守でゴールを割らせない。後半も安藤に替わって出場した松永ゆずり(UP-IN-DS)のキープから分厚い攻撃を見せたリーグ選抜が互角以上の戦いを見せた。中でも光ったのが、吉井の献身的な運動量。攻→守のトランジション時に何度も長い距離を走り、ピンチを未然に防いだ。試合終了間際には、守→攻で見せ場もつくった。リーグ選抜のカウンターの場面で、自陣ゴール前から敵陣まで一気に駆け上がった吉井の前にボールがこぼれ、ペナ外からダイレクトシュート。惜しくもクロスバーに阻まれたが、一連のダイナミックなプレーにわれんばかりの歓声があふれた。試合は0-0の引き分けで終わったが、ファンから「スポーツとして普通におもしろい」「アイドルのレベルを超えたプレーに興奮した」「全員初心者だったのに、ここまでできるようになるとは」など、称賛が送られていた。

 続く準々決勝では総合3位のらぶどるが、ちゅーどりに勝利し準決勝進出。らぶどるは、昨シーズンこそ最下位だったものの、今シーズンは妄キャリからもライバル視されていた最も成長したチーム。昨シーズンは負け続きで、ゴレイロの佐倉みきの悔し涙が恒例ともなっていたが、フットサル部門2位に躍進した今シーズンはほぼ負けることがなく、そんな光景もみられなくなった。だが、勝たなければ次戦に進めない総合2位ベボガとの準決勝では、前半にゴールを奪われてしまう。ハーフタイムで涙する佐倉にチームメイトたち駆け寄り「あたしたちが点をとるから心配しないで」と声をかける。昨年までのひ弱な姿はそこになく、フットサルへの情熱、勝利への強い気持ちが見られた。残念ながら逆転できずここで終戦となったが、試合の映像を見たサッカー元日本代表の北澤豪氏が「センスの固まり」と絶賛した安藤を中心とした愛迫みゆ、太田里織菜らとのパスワークはリーグ最高峰。来季こそ「無冠の帝王」返上に期待したい。

 そして迎えた決勝戦。総合1位の妄キャリがベボガ!を迎え撃った。ベボガは、個人技ではリーグナンバー1の水沢心愛のドリブルだけでなく、水戸しのぶのシュート力、葉月梨花の守備力など、それぞれが個性を活かし妄キャリを苦しめた。この日はシーズン途中からチームに合流した三浜ありさも活躍。試合を重ねるにつれ前線で起点をつくる役割もマスターし、王者をギリギリまで追い詰めた。しかし、今シーズン失点わずか2の妄キャリの鉄壁のディフェンスを崩すことはできず、一進一退の攻防は0-0でタイムアップ。「引き分けの場合は総合成績上位が勝ち」という大会ルールにより、妄キャリの連覇が決まった。何度も見せ場をつくった水沢も「妄キャリさん半端ないっす」と舌を巻いていた。

 シーズン無敗で連覇を果たした妄キャリ。ゴレイロ星野にぁとフィクソ桜野羽咲がゴール前に鍵をかけ、攻守に走り続ける胡桃沢まひるが勝負どころで前線のスペースに進出し、強力なシュートをたたき込むのが必勝パターンだった。胡桃沢は8点で得点王も獲得。2-2システムの前線2枚を務める雨宮伊織、水城夢子、河野万里奈の3人は誰が出場しても遜色なく、豊富な運動量でボールを引き出して次々と得点を重ねた。特に2年連続で助っ人加入のソロシンガー河野は、試合の空き時間にも地道に練習を続け、チームだけでなくリーグ全体に好影響を与えていた。
レベルの高いメンバーがベンチにいることで常に全力プレーができ、メンバー同士で切磋琢磨もできた。「守備の専門家」だった桜野はパサーとしての能力も開花。この日も積極的な攻撃参加を見せるなど成長を見せた。シーズン終盤には桜野が攻撃にあがり、胡桃沢が自陣でバランスをとるなど阿吽の呼吸もみられ、完成度の高さが際立っていた。

 第1シーズン(2016-17)に、全員初心者ではじまったバロンiドール杯。2シーズン目を終え、各チーム成長の跡が見られた。ファイナルが行われた日の深夜にはサッカーW杯の日本×セネガル戦も行われ、「まともにサッカーを見たことがなかった」「初めて1試合通してサッカーを見た」という多くのバロンiドーラーたちが、日本代表に声援を送っている様子がツイッターなどで確認された。徐々にサッカーやフットサルの魅力にとりつかれたアイドルが増えてきて、来季はますますレベルの高い戦いが見られそうだ。
「発送をもって発表にかえる」ということになった今季の妄キャリの優勝賞品は? 来シーズンの出場チームは? 妄キャリの3連覇を止めるのはどこか? 興味は尽きない。来季大会概要は、今季のベスト5、MVPとともに近日発表される予定。それまでファンの皆様はW杯やJリーグ、Fリーグをお楽しみいただき、推しアイドルにフットサルを語れるよう勉強しておきましょう!

■妄キャリ優勝インタビュー
①今シーズン、一番印象に残っていること。
②今シーズンのMVPを選ぶなら?
③目標としているアスリート
④3連覇したら、ご褒美何がいいですか?

<桜野羽咲>
①合宿杯トーナメントで、前線3人(まひる、伊織、万里奈)がシュート決めまくっていたこと! すごくすごく誇らしかったです!
②河野万里奈ちゃん! 空き時間もボールに食らいついてひたすら練習をしていて、プレー中にその努力の成果をしっかり発揮できていたのが見ていて気持ちよかったです!
③茂野吾郎(メジャー)。目の前の目標を達成すること試合に勝つことへの執着や努力が異常なところ!すごくストイック! 熱意やプレーに対する姿勢でどんな状況でもチームメイトを引っ張っていくハートの強さがすごい!
④サッカーゲームキングの表紙グラビア! 第1シーズンで優勝したときにやって、とても楽しくて嬉しかったのでまたやりたいです

<星野にぁ>
①大事な試合(合宿とこの日の特別試合)の時に見せる自分のポンコツプレイ。とにかくボールがうまく蹴られなくて笑いました、ゴレイロじゃなかったらやばかったと思う…
②(河野)万里奈ちゃん! 空き時間、誰よりも練習していてその自信が試合の時の冷静なプレイに繋がって、いいポジション取ってくれるようになっていった! 他チームなら、ここたん(ベボガ!の水沢心愛)! とにかくすごいボールさばきが上手いのはもちろんあんなにずっと走り続けられる体力にびっくりしました。ここたんが5人いたら確実に点取られる
③小野田坂道くん(弱虫ペダル)。同じオタクとして熱いシンパシーを感じる。「オタクなめんなー」って気持ちでした
④海外旅行!

<雨宮伊織>
①(胡桃沢)まひるのPKの決定率のすごさ、合宿でファンの方とウイイレをプレイしたこと。合宿でみんなで同じ部屋でわいわい寝て、修学旅行みたいで楽しかったです
②ゴレイロのにぁちゃん。小さいのに完璧に守ってくれて、安心感がありました。あとはここたん。ドリブルうますぎてついていけません
③真波山岳(弱虫ペダル)。競技中も楽しそうでたまに覚醒するシーンがかっこよすぎるから
④沖縄旅行!

<河野万里奈>
①合宿中の待ち時間にひとりでしつこいくらい自主練をしていたらマリナーズのみならず妄想族(妄キャリファン)の方々が声をかけてくれて一緒に特訓したこと。本来苦手なコミニュケーションなのに、スポーツを通してだからこそ繋がれた
②ここちゃん。技術がずば抜けていたから。そして個人的にお名前も好きだから
③鳥谷敬(阪神タイガース)。語り尽くせませんが、必死でその素晴らしさを一言に凝縮するとすれば、「口では多くを語らず、プレーおよび結果で語るところ」。わたしの人生の一部であり教育者です
④スポーツのベンチレポーターの権利?!

<水城夢子>
①ファンの皆さんとたくさん一緒に練習して、絆を深められたこと
②桜野羽咲ちゃん。普段おたくでインドアなうーちゃんが、すごい動いていたから
③ボルトさん、本田圭佑選手
④海外旅行!

<胡桃沢まひる>
①合宿ではコートの広さに慣れず、初戦は苦戦。その後広いコートのパスつなぎに成功し得点を挙げて優勝できたこと
②2度目のMVP貰えるなら自分がいい!(笑)。個サル通ってこんなにフットサルを好きになったから! 違う人ならうーちゃん(桜野羽咲)かな!守護神として守りも攻めも両方阿吽の呼吸で出来たから!
③サッカー選手で言うなら、今日本代表で活躍している柴崎岳さん。視野の広さや予測の速さも好きで、W杯での頑張りにまた惚れ直しました
④海外旅行…、それかサッカー観戦ツアーとかフットサルの試合観戦もしたいです

■アイドルフットサル「バロンiドール杯」17-18 最終成績

◇ファイナルイベント成績
1位:妄キャリ
2位:ベボガ!
3位:らぶどる
4位:ちゅーどり

◇フットサル部門
1位:妄キャリ 勝点30(8勝0敗6分)
2位:らぶどる 勝点24(6勝2敗6分)
3位:UP-IN-DS 勝点20(4勝2敗8分)※得失点差+4
4位:ベボガ! 勝点20(4勝2敗8分) ※得失点差+2
5位:ちゅーどり 勝点16(4勝6敗4分)
6位:天晴れ!原宿 勝点14(3勝6敗5分)
7位:虹コン 勝点12(2勝6敗6分)
8位:26時のマスカレイド 勝点8(1勝8敗5分)

◇eスポーツ部門
1位:妄キャリ 勝点14
2位:ベボガ! 勝点12
3位:26時のマスカレイド 勝点11
4位:らぶどる、ちゅーどり 勝点8
6位:虹コン 勝点7
7位:天晴れ!原宿 勝点5
8位:UP-IN-DS 勝点4

■17-18シーズン優秀選手
胡桃沢まひる、桜野羽咲、河野万里奈、星野にぁ(以上妄キャリ)、水沢心愛、水戸しのぶ(ベボガ!)、安藤笑、佐倉みき(らぶどる)、春野絵美莉(ちゅーどり)、松永ゆずり(UP-IN-DS)、吉井美優、江嶋綾恵梨(以上26時のマスカレイド)、朝比奈れい(天晴れ!原宿)、鶴見萌(虹コン)

By サッカーキング編集部

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