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日本代表の勝利を信じてつながる思い…「adidas × キャプテン翼 STADIUM COMIC」 in 埼玉

2018.05.20

 人気サッカー漫画『キャプテン翼』のキャラクターが描かれた巨大フラッグの上に応援メッセージを書き込み、サポーターが一体となってロシア・ワールドカップに臨む日本代表を応援するプロジェクト、「adidas × キャプテン翼 STADIUM COMIC」が5月13日に埼玉スタジアム2002の第4グラウンドで開催された。

 イベントは4月14日の富山県を皮切りに、北は北海道から南は九州まで全国各地12会場で開催され、この日が最終となった。埼玉会場は晴天に恵まれたこともあって、およそ70人の小学生が集まり、ゲストとのトークショーやサッカークリニック、フラッグへのメッセージの書き込みを楽しんだ。

 今回、ゲストとして登場したのは、本田泰人さん(元サッカー日本代表/元鹿島アントラーズ)と、小野大輔さん(元フットサル日本代表/現・パルドラール浦安)の二人。トークショーでは、約1カ月後にワールドカップを控える日本代表について語り、本田さんは、「南米のチームは強い。コロンビアとは3戦目に当たってほしかった」と率直に対戦相手の印象を話し、「選手たちは日の丸を背負うというプレッシャーもあるけど、テレビの前で同じユニフォームを身に着けてくれると、嬉しいと思う」と、サポーターに共闘を呼び掛けた。また、小野さんも「格上の相手だけれど、挑戦する気持ちをもって、楽しんでほしい」と、代表チームにエールを送った。

 二人がどのようにサッカーを上達させたのか、という話題については、本田さんが「僕の時代は指導者が少なかったから、自分流に走る、止める、蹴るという基礎練習を繰り返した。つまらないかもしれないけど、必ずうまくなる」と、子供たちにアドバイスを送った一方、小野さんは「『キャプテン翼』の必殺シュートを研究して体を痛めたり、日向君を真似てスライディングばかり練習していた」と思い出を語り、場内を湧かせた。

 その後は、中島翔哉選手らが通っていたことでも知られるクーバー・コーチングによるサッカークリニックが行われた。小学校2年から4年までの学年ごとにグループに分かれ、ドリブルやパス交換からのシュート練習や6人制のゲームなど、ボールを使った多彩なプログラムが用意され、ゲームには本田さんと小野さんも参加し、子供たちに囲まれながらボールをキープしたり、巧みなパスで子供たちのゴールをアシストするなどして、盛り上げた。

 サッカークリニックの後は、本田さんと小野さんが一人ずつ選んだMVPが発表された。選ばれたのは、「とにかくボールへの執着心があって、守備をがんばっていた」(本田さん)という八尋大夢くんと、「休憩の後に誰よりも早く練習に戻り、目を見てしっかり挨拶していた」(小野さん)という舘林侑翔くんの二人。彼らには、5月30日に行われる日本代表対ガーナ代表戦のピッチサイド席がプレゼントされた。

 クリニックの後は、『キャプテン翼』の巨大フラッグへの書き込みが行われた。子供たちは駐車場のスペースを埋め尽くすほどに広げられた「翼くん」のイラストにはしゃぎながら、「勝って」「がんばって」と、思い思いのメッセージを寄せ書きした。また、本田さんと小野さんもメッセージを書き込み、本田さんは後輩である中田浩二さんの書き込みを探して、その近くに「勝つ!」とひと言。小野さんはキャラクターの「翼」にちなんで「飛翔」と書き込んだ。

 フラッグのイラストは、『キャプテン翼』の作者である高橋陽一先生が「サッカー日本代表を本気で強くするために、世界一になる夢を創造し、サポーターと一緒に共有したい」というコンセプトに賛同して、このイベントのために描いたもの。今後も様々なプロモーションに使用されるという。

By サッカーキング編集部

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