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現役引退後なお100mを10秒台で走る秋本真吾氏が練馬FCの選手たちを指導

2016.10.03

写真=小林浩一

夏休みも終わりに差し掛かった頃、秋本真吾氏によるスプリント力向上セミナーが都内のグランドにて行われた。秋本氏の指導を受けるのは、東京の練馬FCの選手たち。今回はU-12とU-15に所属する選手に対して、それぞれに指導を行った。

 講師の秋本氏は、男子200メートルハードルのアジア最高記録を持つ元プロ陸上競技選手。先日の全日本マスターズ陸上競技選手権大会100メートル 30~34歳男子の部では、10秒97の記録を出し優勝している。

 また、スプリントコーチとして、ブンデスリーガのマインツに所属するFW武藤嘉紀、浦和レッズのMF宇賀神友弥、梅崎司、関根貴大、DF槙野智章、FW李忠成をはじめ、川崎フロンターレのFW大久保嘉人、MF大島僚太、DF谷口彰悟などの個人指導も行っている。今回は7月に開催された「秋本真吾のスプリント力向上セミナー」に参加した練馬FC関係者の希望により、実現に至った。

 はじめにU-12の選手たちへの指導が行われた。走るための姿勢などを一つ一つ丁寧に指導。実際に秋本氏がジャンプトレーニングのデモンストレーションを行うと、子どもたちから歓声が上がる。プロスプリントコーチの実演によって、指導内容にさらに説得力が増していく。

続いて行われたU-15の選手への指導は、少しレベルを上げたものになった。基本のメニューは変わらないが、見学に来ていた保護者がビデオ撮影をするなど、熱心に指導の様子を見守った。参加した選手たちからは、以下のような感想を聞くことができた。

野口大陽さん

「あまり走ることには自信がありませんでした。でも今日教わったことを試してみると、そんなに力を入れていなくても、速く走れたように感じました」

田頭亮太さん

「100%の力で走るより、80~90%くらいで走ったほうがリラックスして速く走れました。自分の今後のプレーにも活かしていくイメージが持てました」

石丸理央さん

「今日の指導を受けてみて、これまでは走りに力が入ってしまっていたことや、腕が振れていなかったことに気付くことができました」

今後、秋本氏の指導を気軽に受けることができるセミナー体験会や、これまで大好評となっているスプリント力向上セミナーの開催も決定している。年齢や競技ごとに異なるアプローチができる秋本氏を体感できる機会を見逃す手はない。

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