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中田英寿氏が日本のモノづくりの魅力を国内外に伝えるプロジェクト第2弾が発表

2015.01.13

人間国宝の室瀬和美氏(左)と日研総業の清水浩二社長(右)とともに発表会に出席した中田英寿氏

 日研総業株式会社が運営する製造業専門の求人情報サイト「e 仕事」と、元日本代表MF中田英寿氏が立ち上げた日本文化再発見プロジェクト「ReVALUE NIPPON」がコラボレーションし、同社共同で、日本のモノづくりの魅力を国内外に広く伝える新たなプロジェクト「モノづくりニッポン e 仕事×ReVALUE NIPPON」の第2弾が発表された。

 プロジェクト第2弾は、ジャパンクオリティを継ぐ次世代の「日本の塗師」を募集。プログラムの監修には中田氏と、漆芸家で重要無形文化財(人間国宝)保持者の室瀬和美氏の他、現代の製造業における塗装分野のスペシャリストとのコラボレーションで行う。採用者は伝統工芸から現代に伝わる日本の「塗り」の精神、知恵、技術を学習。また、研修の一環として、中田氏とともにイタリアに渡り、ミラノ万博の開催時期に、現地でワークショップを実施する。

 13日に東京藝術大学美術館で行われた同プロジェクトの発表会では「ジャパンクオリティを継ぐ~モノづくりに命を吹き込む日本の塗師~」と題し、中田氏と日本の“塗り”のスペシャリストが対談。中田氏は漆をテーマにした理由について「藝大サッカー部出身の室瀬さんとサッカーを通じて知り合ったことと、全国の工芸を見ていった中で蒔絵(漆工芸の装飾法の一種)に強く惹かれたので」と経緯を明かした。また、「塗師」の育成には人間国宝の室瀬氏が自ら指南することに触れ「サッカーのトップ選手に教えてもらえると同じような貴重な機会。技術だけでなく、これまでの歴史や仕事への考え方、文化の重さを学んでほしい」と応募者にエールを送った。

 キャンペーンへの詳細と応募は(http://1145monozukuri.jp)から確認できる。

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