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見た目だけじゃない! 「eFootball 2022」が追求した“リアルさ”

2021.09.13

シリーズタイトル、ロゴを一新。「ウイニングイレブン」が「eFootball」として生まれ変わる

「ウイニングイレブン」が新しく生まれ変わる。株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、9月30日からサッカーゲーム最新作「eFootball 2022」を配信すると発表した。

 では、「eFootball」の魅力は何か? 配信を前に開催されたメディア向けの試遊会で、「eFootball」シリーズの木村征太郎プロデューサーが強調したのは、「ボール周辺5メートルの進化でサッカーが変わる」という点だった。一対一の勝負、パスを通す駆け引き、こぼれ球をめぐるぶつかり合いなど、ボール周辺5メートルにはサッカーのおもしろさが詰まっていて、そこにフォーカスした進化がプレイヤーに新たな体験をもたらすという。

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9月初旬、都内で「eFootball」のメディア向け試遊会が開催された

 例えば、ボールの蹴り出しとスピードをアナログ操作でコントロールできるようになったことで、ボールタッチの強弱を自在に操れる。緩急をつけたドリブルのコントロールやフェイントの操作性向上によって、ディフェンダーとの駆け引きを楽しむことができる。ディフェンス時で言えば、相手のパスやシュートを読んでブロックする操作が追加され、ショートカウンターを狙いやすくなった。身体を張ったディフェンスの動作も加わり、フィジカルの強いDFが活躍する点は現実のサッカーともリンクする。このような「一対一」の進化が今作の大きな特徴だ。

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ボールタッチの強弱が自在に


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フィジカルの強さを生かしたディフェンスが可能に

 試遊会に登場したプロeスポーツプレイヤーのちょぶり選手は、「実際のサッカー選手が手の中でプレーしているような臨場感がある」と話す。確かに、思わず「めっちゃきれい」と口にしてしまうほどグラフィックが美しい。だが、臨場感を演出しているのはそれだけではない。同じく試遊会に参加していたプロeスポーツプレイヤーのレバ選手が言う。「これまではゲーム性が強いというか、カクカクとした動きが強かった。今作はリアルに近づいた」

 それほどまでに“リアルさ”を感じられるのは、実際のサッカーで起きる一対一の局面を徹底的に分析しているからだ。モーションキャプチャを駆使し、ボールや選手の移動速度、体の向きを測定するだけでなく、ゲームプレーのアンバサダーを務めるアンドレス・イニエスタとジェラール・ピケにもヒアリングを行い、トップレベルの駆け引きをアニメーションに落とし込んだ。その再現性の高さに、木村プロデューサーは「一対一の納得感が向上している」と太鼓判を押す。

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オフェンスのアドバイザーとしてイニエスタ、ディフェンスのアドバイザーとしてピケを迎えた

 何よりうれしいのは、ここまで進化した最新作の基本プレイが“無料”で遊べるということだろう。初リリースとなるPlayStation5をはじめ、PlayStation4、Xbox Series X|S、Xbox One、Windows 10、Steam、モバイル(Android、iOS)など、様々なデバイスで楽しむことができ、今冬のアップデートでは対応するすべてのデバイス同士でのオンライン対戦が可能になる予定だ。ほかにも段階的に新機能・新モードが追加されていくようで、木村プロデューサーは「プレイヤーの意見を反映しながらアップデートを進めたい」と意欲を示す。

 これまでに触れたのは、生まれ変わった「eFootball」のほんの一部にすぎない。ゲームへの没入感を高める美しい映像にカメラワーク、選手のスピード感と迫力のあるプレー、一対一の攻防や駆け引きなど、楽しめる要素がたくさん詰まっている。ただ、レバ選手が「今まで戦ったことのないプレイヤーとできるのは楽しみ。新しいスター選手が出る可能性もある」と語ったように、誰もが簡単に始められるところが「eFootball」の最大の魅力ではないだろうか。

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