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eJ王者かーる選手、ベスト32敗退でeW杯に一歩届かず「これが実力かなと…」

2018.06.03

惜しくもeW杯に一歩届かなかったかーる選手

 オランダの首都アムステルダムで開催されている「EA SPORTS FIFA 18 グローバルシリーズプレーオフ」のPS4部門2日目は6月2日、グループステージの残り2ラウンドと決勝トーナメント1回戦を行った。

「明治安田生命 eJ.LEAGUE(eJリーグ)」を制したかーる選手(SCARZ)は、1日目を3勝2敗で終えた。決勝トーナメント進出に王手をかけて臨んだ2日目の初戦は、ローマのeスポーツチームに所属するDamieFIFA選手(ポーランド)と対戦。1日目に同じ相手に2戦合計6-5で勝利していたナスリ選手から「フォーメーションと大雑把な戦い方を教えてもらった」という。事前の情報交換も役立って、延長戦の末に2戦合計6-4で勝利。「相手もローマの選手で強かったですけど、守備が上手く行きました」と納得の白星でさっそく決勝トーナメント進出を決めた。

 続く2戦目はIcePrincipe選手(イタリア)と接戦を繰り広げた。「相手も守備重視のフォーメーションで固い試合になりました」というように、ファーストレグは初めてスコアレスで終了。セカンドレグは後半の立ち上がりに先制を許すと、86分に少ないチャンスをしっかりゴールに結びつけて同点とする。しかし終了間際に再び勝ち越されると、後半アディショナルタイムにラストチャンスが訪れるが、シュートは無情にも右ポストに直撃し、1点差で敗戦となった。「あれが決まっていれば延長でした。でもしょうがないですね」。

 グループステージを4勝3敗で終え、迎えた決勝トーナメント1回戦は昨年大会でPS4ベスト4のMoAubameyang選手(ドイツ)との大一番となった。ファーストレグは25分に先制されたが、35分に鋭い縦パスをゴールにつなげると、52分には逆転。だが、「リードしたところまでは良かったんですけど、単純に相手が上手くて守備が崩れました」と振り返ったように、その後2失点を喫して2-3で落とす。セカンドレグも前半に1点を失って折り返すと、53分に細かいパス回しから一矢報いたが、直後に大きな追加点を奪われて勝負あり。2戦合計3-5で敗れ、かーる選手は試合直後に「強かった……」と言葉を漏らした。

 自身3度目の世界大会で健闘したが、ベスト32敗退となり、8月にロンドンで開催されるFIFA eワールドカップにあと一歩届かなかった。「ロンドンへの切符を目指して頑張りましたが、これが実力かなと思いました」。この悔しさがバネとなるはずだ。かーる選手は、世界を相手に「すべてが劣っている」と厳しい言葉で自らを奮い立たすように話した。

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