2013.11.25

京佳「自分ってどんな感じなんだろうって、検索中です」

夢みるアドレセンスの2ndミニアルバム「純情マリオネット」が11月27日に発売される。発売週となる今週は毎日のようにリリース記念イベントの開催が予定されている。

「夢みるアドレセンス」は、現役及びＯＧの「ピチレモン」モデルを中心に「国民的ハイパー女優」を育てることを目指して結成されたガールズユニットだ。昨年８月に第１回公演を行い、今年に入ってから定期公演が毎回前売りで完売となるなど、着実にファン層を広げつつある。

これまで荻野可鈴さん、志田友美さん、小林玲さんと夢アドのメンバーにインタビューを行ってきたこのコーナーだが、今回は12月に初舞台、初主演が決まった、メンバー最年少の京佳さんにお話を伺った。（写真・文　岡田康宏）

初舞台で、初主演をやらせていただくことになりました

-12月に舞台が決まったんですよね。

初舞台で、初主演をやらせていただくことになりました。「デジタルホムンクルス」という人造人間とかでてくるお話なんですよ。アリスインプロジェクトの舞台はいつも不思議な感じなんですけど、今回もすごく不思議なストーリーで。私はミサキ役で人間なんですけど、すごく強いんですよ。そのミサキの成長もありつつ、ホムンクルスの成長もありつつという感じで。泣けるところもたくさんあるお話だと思います。

-もう稽古は始まっているんですか？

始まっています。みゆゆさん（末永みゆ）となあ坊さん（なあ坊豆腐＠那奈）と３人仲良い役で、３人でよくいるんですけど、帰りとかもよく一緒に帰ったりしています。

-夏には映画にも出演していますよね。

「ジョーカーゲーム脱出」ですね。私がやらせていただく役は、あまり自分と変わらなくて、いつも元気だったり、食べるのが大好きだったり。ジョーカーゲームのときもそうだったし、今度のミサキの役も元気でバカな役をやらせていただくんですけど、あまり自分と変わらないなって思っています。

-じゃあ、役作りの面では苦労はないですね。

そうですね。ただ今回はアクションがあるので、まだその稽古には入っていないんですけど、アクションは難しそうだなって。体動かすのは全然得意じゃないので。そこはこれからですね。

ライブのときはめっちゃ盛り上がって欲しい

-京佳さんはピチレモンではモデルはやっていないわけですが、夢アドのメンバーには加わったのはどういった経緯で？

夢アドのプロデューサーさんに選抜してもらいました。ある日、メンバー全員呼び出されて。もともと、タンバリンマニアという事務所のイベントで一緒だったので、そこは違和感はありませんでした。夢アドは、最初は戸惑いもあったんですけど、今年３月の初めての対バンで変わって、みんなで団結して、みんなの向かっている場所が見えてきた感じで。なんでやっているんだろうって疑問がなくなってきて。その辺からようやくみんなが一致団結できるようになってきて、今に至ります。

-見えてきたというのは、何が見えてきたのでしょう？

夢アドでいられる時間が一番楽しいし、歌って踊って、ファンの皆さんと一緒に入られる時間が一番楽しいっていうのがみんな見えてきたのかなって思います。最初は、月に一回定期公演とか、レッスンどうするの、学校行けないじゃんとか思っていたんですけど、だんだんその月に一度の定期公演が楽しみになってきていて、今ではそれが待ち遠しくて。今月は定期公演はお休みなんですけど、その分、アルバムのリリースイベントが楽しみです。みんな個々の仕事があるから、他のアイドルさんみたいに毎週はできないので、だからもっともっと会える機会が出ればいいなと思ったりもするんですけど、その一回が楽しみですね。

-夢アドでいられる時間は楽しいですか？

楽しいです、素の自分でいられるから。みんな一人一人の性格をわかっているし、言いたいことは言うし、「その服似合ってないよ」とか、みんなズバズバ普通に言うから。かりんちゃん、ゆうみん、あかりんはその辺ズバズバ言い合って、それを見て、れいと京佳は楽しんでいるみたいな。でも、京佳からはあまり言わないかな。馴染んでいるつもりなんですけど、私がいうと、シーンとなっちゃうんですよ。なんか、ずれていること言っているみたいで（笑）。

-アイドルやるのは楽しいですか？抵抗とかはない？

めっちゃ楽しいです。抵抗はないですね。ライブをやっているときが一番楽しいですね。お客さんが盛り上がってくれるのが嬉しいです。夢アドのライブは、最初の頃は大人しい感じだったんですけど、だんだん盛り上がるようになってきて、やっぱりお客さんが盛り上がってくれる方が楽しいですね。

-夢アドの定期公演は演技のパートなどもあって静かに見せる部分もあるけれど、歌っているときは別ということですね。

そうですね。演技のところはしっかり見てもらいたいし、見せたいし、でもライブのときはめっちゃ盛り上がって欲しいなって思います。

自分ってどんな感じなんだろうって、検索中です

-それではメンバー一人ひとりの印象に行きましょうか。誰から行きます？

れいから。れいは家族思いというか、おじいちゃんとかおばあちゃんが街にいると助けたくなっちゃう性格をしています。大丈夫かなとか言って、駅で荷物持ってあげたりしていますよ。あと、うちのグループはネガティブな子が多いっていわれることがあって、京佳はそこまでネガティブじゃないけど、れいはネガティブです（笑）。

あかりんは、とてつもなく優しい。なんかすごい超元気な子だけど、なんやかんやいうて周りをよく見てる。京佳、これ持ってないでしょ、貸してあげるよって、京佳から言っていないのに貸してくれたり、やさしいです。

ゆうみは、ポジティブ。天然なんですよ。天然でポンポンポンって、上手くいっちゃう。で、かりんちゃんはまとめてくれる優しいリーダーです。ただリーダーじゃないかりんちゃんもいます。ちゃんとするところはちゃんとするんですけど、あかりんとゆうみんとれいと私と一緒に、ドジしたりも全然するし、アホなことしたりもするから、だからリーダーだけど、リーダーじゃないかりんちゃんもいますって感じです。

-自分自身はどうですか？

自分自身はどうだろう？ネガティブになったり、ポジティブになったり、普通になったり。よくわからない性格をしています。自分でもこの性格なんなんだろうって思うことがあります。自分で、自分ってどんな感じなんだろうって、検索中です（笑）。

家だと、犬と遊んだりしています。犬を飼っているので、犬と遊びます。あとはサメがすきです。今日もサメグッズいっぱい持っていますけど、サメ好きです。小さいときに、ファインディング・ニモを見ていて、そこでサメが出てきてニモが食われちゃいそうになるシーンがあるんですけど、でもサメは全然食べる気はなくて、むしろすごいネガティブで、俺ら、襲ったりしないのに嫌われてるよね、みたいな。そこからサメに興味が出て。本を読んだり、グッズを集めたりしていて。でも、サメのかわいいグッズってなかなかないんですよ。だから、よくインターネットで見ていたり、サメの図鑑を買って読んでいます。サメは今、世界中で数が少なくなってきていて、だんだん減少してきているんです。サメの目がかわいくて。一番好きなのは、ジンベエザメなんですけど。大阪に海遊館というところがあって、そこでは小さなサメが触れるらしいので、そこに行きたいなって。この間、大阪に遠征したときは時間がなくて何も出来なかったので。

もっともっと外の世界に出て行きたい

-学校で同世代の子と話は合う？

それ、よく言われます。でも、普通に大丈夫です。中学に入って最初の頃は、どうしよう、どうしようって思っていたんですけど、だんだん馴染んできました。夢アドでは、私おもしろいこと言えないんですけど、学校ではみんな笑ってくれるんですよ。夢アドのメンバーはギャグセンが超えすぎていて、私のギャグでは笑ってくれなくて。でも、中二の友達だと通じるんですよ。そういう感じかな（笑）。

-夢アドのメンバーはそんなにギャグセン高いの？

やばいです、もうお腹が痛くなるくらい。

-では最後にこれからの目標を？

夢アドでの目標って、みんな個々に違うと思うんですけど、今は一緒にいられる時間が楽しくて、ファンの皆さんと一緒にいられる時間が楽しいから、一致団結して一生懸命みんな頑張っていると思うんですけど、私は夢アドでもっと大きな会場で、もっとたくさんの人に夢アドを見てもらえるようになったらいいなって思っています。個人では、いまは初めての舞台をやらせていただいていて、この間は初めて映画もやらせていただいて、これからももっともっと外の世界に出て行きたいなと思っています。